朝から顔がこわばる。冷たい風が吹く。雪が降る心配はないのだけど、風が強い分体感温度は結構なものだ。
歩くようになってもう大分経つ。妊娠がわかってから実家でのレッスンの日は歩いて通うことにしてもう何ヶ月だろう。
雨の日もバスには乗らずに歩いている。
一日おきのウォーキング、すでにワタシの生活の一部になっている。
本当は毎日歩くといいらしい。妊娠中期、すっかり安定期に入っているのでむしろしっかり動いていたほうがいいらしい。
でもその反面、体も自由に動かし辛くなっていることも確か。

ついつい「よっこいしょ・・・」と言ってしまう。
どうやら寝返りの時も言ってるらしい。
朝も5時前に胎動で目が覚め、そこからは眠りが浅い。
もうすでにぐっすり眠れなくなっている。

レッスンをしている時もよく動く。聞こえているのか、眠れないのか、よく動いている。
部活などでセイトを注意している時は動きが止まる。聞いているのか、じっとしている。
不思議だけど、自分がリラックスしている時はよく動く。お茶している時、テレビを見ているとき。お風呂に入っているときなど、おもしろいくらいに反応している。今やハハ子とも一心同体だ。
最近、パートナーに「本当に立ち会うのか」と確認してみると、意外な答えが返って来た。

あんなに立ち会うといっていた人が変わってきている。 「うーん。。。わからない。」

どうしたのか聞くと、カレの気持ちはこうだ。 「男って何もしてやれない」

なんで!!一緒にいてくれたら気持ちが楽になるかもしれないしさぁーーとかいろいろ言ってるワタシにひと言。

「だってゆきちゃん!ツワリのときに「いいね。何にもなくてふつーで。」ってボクを睨んだもん。」

そうだっけ・・・

「それがかなり傷ついた。」ガーン・・・

だから立ち会うのも立ち会ったところで陣痛を半減させることは出来ないし、代わって生んでやることも出来ない。
さすってやったところでまた「いいね。何にもなくてふつーで。」と言われるに決まってると言うのがカレの本音。
それはただのワタシのいやみで、カレは彼なりにツワリのときもゲーゲーやってるワタシをみて心配もしてくれていただろうし、気も遣ってくれていただろうにワタシにはそれどころではなかったのだ。
でも、それだけではない。
大きくなるワタシのお腹を見て、おっぱいもぎゅーって押すとすでに何か出てくるワタシの体の変化に
片方はハハオヤになっていく準備がどんどん出来ているのに自分ひとりが取り残されていく感じがあるのだと言う。
男は気持ちの準備しでしかないのだ。
男って気弱だ。

今夜のうちごはん  鳥だんご鍋