試練のとき

2歳児歯科検診へ出かけたのはいいが、宣告されたわが子の「不正咬合」

自分が30過ぎになってまで歯列矯正したくせに、わが子の「不正咬合」指摘にワタシのせいだ・・・とさすがに落ち込んだ。

出産4日前まで仕事をし、産後1ヶ月で仕事復帰したワタシ。
母乳もこれから出始めると言う時にストップし、ミルクに変え、親に預けるためにおしゃぶりをスタート。
それが2才になったカノジョが今でも安心できる物で、「チュッチュ」←おしゃぶり
「チッチ」←ミルク  は欠かせないものだったし、ワタシもそれに頼っていた。


「今日から即、やめてください」センセイの厳しい口調と、さもなければ大変なことになりますよ、おかあさん!的なお話に泣きそうになった。

だから。もう迷わず。 おしゃぶりも、哺乳瓶もしまう。
自分が辛くて、おしゃぶりをゴミ箱に捨てることが出来ない。
せめて隠そう。
パートナーは自分でゴミ箱に捨てさせようとワタシに言ったけど、そんなカワイそうなことはもっと出来ない。いや、勝手に作り話でごまかしてなくなってしまったというほうがよっぽど罪なのか?自分でどうしていいのかわからないけれど、ここは作り話で切り抜こうとパートナーと決めた。


「かみなりさんが、持って行っちゃったんだ・・・」
大粒の涙を浮かべてカノジョは「かみなりさん、バイバイ」とグッとこらえているが、さすがに哺乳瓶でミルクが飲めないことには整理がついていなくてそのたびにおお泣き。
中身が同じなのに、コップに入れるとおお泣き。
一口、二口でもういらない宣言。
でもミルクは欲しいの繰り返し。

親子ともどもクタクタの3日間。


ユイは泣きすぎで声が枯れた。