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午前中は高校での授業。今は教育実習生が来ている。今日はワタシの授業を見せて欲しいということで、2人の教育実習生が見学に。
授業を進めながら、自分も10数年前に母校へ行って教育実習したことを思い出した。
大学時代、カリキュラムが多すぎて途中で教員免許を取得するのをやめようかと迷ったことがあった。
音大時代はそれこそレッスンの曲や合奏の曲などいつも10曲ほど抱えていたし、練習はしなくちゃならないけど、憲法、心理学、指揮も振らなくちゃならない、作曲、編曲、声楽、ピアノ、目が回るほどだった。
でも資格は邪魔になるものではない。という親の言葉で最後の関門「教育実習」にまでなんとかたどり着いたのだ。
教育実習に行っている時、そこの高校生に言われた言葉でとても思い出深い言葉があって、今でもその言われたときの衝撃と光景をはっきり覚えている。
「先生、(←ワタシ)ずっと前からここの学校にいる先生みたい。教育実習生に見えないよ。」だった。
自分のことをどうこういうわけではないけど、その時に自分はこういう仕事がきっとむいているんだろうな、と思った瞬間でもあった。
人に教える仕事や学校に入ってもう11年。高校生ともひとまわり違うセンセイになってしまった・・・
といろいろ考えながら授業した一日だった。
授業を終えて教育実習生がワタシのところに来て、「センセイの叱り方がとてもよかったです!!」
実習生にも褒められてしまった・・・少しは成長してるのかな。