今日は別の高校の部活を教えに行く日。
今日で仕事終わり。出産の準備にいよいよ入る。

来月文化祭で演奏するセイト達。ところが、毎年浴衣で演奏しているのに、3年生のひとりが浴衣は嫌!制服でいい!と言い出した。

ワタシ「今までそんなもめたことなかったじゃん?!」

セイト「だって、暑いし、汗かくし、洗濯もしないといけないし。。。」

みんなが浴衣がいいといっている中、「えぇぇ?!なんでそこまで着たいって思うの?!」とみんなに言う。

他のみんなは、「こういうときしか着れないし。」と言う。

ワタシ「たとえばね。確かにみんなにとっては部活でお箏やってて、たまたま文化祭があって、たまたま演奏する機会をもらった。だけかもしれないよ。でもさ、中にはお箏の演奏聴きに行こうってわざわざ講堂まで足を運んでくれてさ、みんなの演奏を楽しんでくれる人がいたとしたら、その人が「あぁ。楽しかった!聴きに来てよかった!」って思ってもらえるようにって考えることが出来るとしたら、お客さんのために目で見ても楽しめる浴衣を着て演奏するのも悪くないよね。ラジオの様に、ただ耳で聴いているだけなら、みんながどんな格好で弾いていようが関係ないよね。でも、人間の視覚というのは相乗効果で、演奏の雰囲気を作ったり、学生らしさを演出したりとみんなが演奏する側として考えることが出来たらいいよね」


すると、さっきまで「嫌だ!」と言い張っていたセイトの表情が変わった。「そっかぁ〜・・・」